▼コーヂノート <少年野球、オトナがコドモに伝えるコト。>第二章

第二章.
ヤキュウを楽しむということ

その1> 何をするかより、どのようにするか
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「ヒットをたくさん打ちたい」「ホームランをかっとばしたい」「優勝したい」
コトの始めは、目的、目標を持つことからスタートします。もちろんそれ以前のきっかけとしては、「友達がヤキュウチームにはいるからボクも...」でも、なんでもありです。(かく言う私もきっかけは、それです...)

目標。「打ちたい」と思えば素振りをしたり、バッティングセンターに行ったり、何か努力するでしょうが、例えば毎日100本素振りをしているとしても、肝心なのは何を考え、何を意識して振っているか、です。イチロー選手は子どもの頃一本一本しっかりと意識をして調子がつかめれば、20、30本で切り上げたそうです。しかし逆に納得がいかないときは、300、400本と振ったそうです。

たくさんやる、ということももちろん大事ですし、自信になります。(カタチは気にせずとも)でも、何かを意識しテーマをもったり変化を与えて自分なりのコツをつかむことです。

勉強だって、やる気(意識)をだせば、できるようになり楽しくなります。必ず。遊びだって、TVゲームがなくても、楽しもうという気持ちがあれば、空き缶ひとつで楽しめます。

楽しもうという思い、叶うという意思が、強い意識や工夫(どうやるか)を生みます。

みんな出来ないことはない!絶対出来る!!楽しくなる!!!


その2> ナメルな、ビビルな
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対戦チームを見て、「強そうだ」「この前負けた」とか、投手を見て、「速いから打てない」というビビリ。あのチームは「大したことない」「いつも勝ってる」とか、投手も「遅いから打てる」と、ナメテル。

ナメル、ビビル、どちらの心持でも、自分のよい力は発揮できません。
ナメていれば、たくさんスキを見せることになり、小さな失敗が重なります。ビビッていれば、頑張る気持が出てこなくて小さな成功もありません。

これはヤキュウなど試合、戦いに限った事ではありません。友達同士やお家の中での会話にもでてきます。会話=キャッチボール。ビビッていれば伝えたいことが伝えられず、ナメテいれば心のこもったボールが届かず。どちらの心持でも”お互い””心のこもった”キャッチボールができません。どんな時も、どんな人にも真心を持って伝え、話しを真剣に聞きましょう。

「ナメルな、ビビルな」は、自分を信じて、いつもどんな時も、一生懸命がんばることです。

何かを恐れるとすれば、それは、熱意が足りないこと!!!


その3> 今、がんばらなくて、いつ、がんばる -あきらめない
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「限界」(もうできない)、「ゴール」(終わり)を”今”決めてはダメです。もうできないと思ってからでも、もうちょっとがんばれるのです。そうやって、いつも”もうちょっと”がんばるのです。

例えば大会で、これで終わりと思うのは、嬉しい終わり(優勝)と悔しい終わり(敗退)があります。でもそれは、終わりではなくどちらも”区切り”です。優勝が例えば区の大会であれば、次に目指すのは都の優勝、全国での優勝がありますし、小学生の大会で敗退しても、中学、高校とチャンスが来るのです。

もちろん、区切りといえども、やはり優勝したら、大喜びをし、負けたら悔しい思いをしたいものです。

そう、心から思えるのは、”今”がんばっている人です。”今”を大切に!
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