野球バカ二代: 夕立のようなヤツ

2013年1月24日木曜日

夕立のようなヤツ

シンタロウ、高校二年生。

夜、練習を終えて帰宅、
「先に振る」とメシ前にいきなり振りだす。

（和室にとりあえず置いたソファーをさっと移動し）

ココノが最近GETしたスマホで、
「おっ、おー」と撮りだす。

「ちょっと待って、ちゃんと構えて」と注文をつけつつ。

私は、こーするともっとイイんじゃん、おっイイ感じ、
そのコースはこう打つと遠くに飛ぶんじゃん、そっちのコースはカンペキだねぇ、
とか、たまーに、会話．．．

ガラスに移る自分をみたり、こちら側を向いて振ってみたり、
イメージをつくりながら、黙々と振っている様子．．．

わたしは、ちらちらと見るものの視線はテレビにし、耳で聞いていたり．．．、

ん！？

なになに！？

どーした？

おいおい、こっちに来たヨ。

バットでボールをポコポコと何回続くか、みたいなヤツで、急に盛り上がり始めて。

「軟球は難しいんだよぉ」

なんのこっちゃ。

っでまた、急に、黙々と振りだす．．．

フリダス．．．

降り出す．．．

夕立のようなヤツ。

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★セイシュンまっただ中。目指せ甲子園！目標を持って、夢を描いて。　 ―高校野球
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